【施設に訪問ハンドトリートメントに伺ってきました】

いつもお世話になっている施設の職員さんからこの方にアロマのトリートメントが必要なのではないか、とお声かけいただきました。

車椅子の女性の方。初めて顔を合わせて挨拶すると
「よろしくお願いします。」
と最初は緊張のご様子。
早速お話を聴き、手に触れさせていただきます。

冷たく、乾燥している手。
体調を確認し、ゆっくりとお話をしながら香りを選びます。
馴染みのある香りから、と
オレンジスイートを嗅いでもらうと、「いい香り。これがいいわ!」と、即決。

手浴で手を温め、血色が良くなったところでハンドトリートメント。
「あなたの手温かいわね。気持ちが良い。」「眠くなっちゃうわ。」とゆったり時間が流れます。

その中でお話ししてくれたのは
本当はおうちに帰りたい、という気持ち。
「転んじゃったのよ。家で車椅子では生活できない。」

バブル前の時期に
買った大切な、自慢の家。
あの頃は夢中だった。
街も人も賑やかだったあの頃は、
この方の人生を作り上げた一部であり大きな存在なのだろう。
今はひとりだけれど、何十年も生活し、家族と過ごした時間が感じられるあの家に帰りたい。
でも帰れない。

そんな思いを一緒に感じながら
「今、ここ」を共に過ごしました。

手が温かくなり、血色も良くなって、
手も腕もしっとり。
「こんなにも大切にしてもらっちゃって、綺麗にしてもらっちゃってありがとうございます。」と
もったいないお言葉をいただきました。

ゆっくりと向き合う時間。
わたしもあなたも。
温かく触れられる心地よさ。
生きていること、今ここにいることを感じられる。
ハンドトリートメントは触れることを通して豊かで穏やかな時間を過ごせるのだと感じました。

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訪問型アロマトリートメントサロンCOCOKAでは施設にも自宅にも訪問いたします。

心地よく豊かな時間をすごしませんか。
大切な人に届けたい、というご家族からの依頼も承っております。

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お待ちしております。

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