思った以上に、不安って突然やってくるんだな。
手術の日、そんなことを感じました。
先日、ちょっとした手術を受けました。
大きなものではなかったけれど、
手術室に入った瞬間、空気がピンと張り詰めて…
「大丈夫、きっと平気」
そう思っていたのに
その空気にのまれて不安が大きくなっていきました。
手術室は物々しい雰囲気。
自分では平静を装っていたけれど、
気づいたら手がびっくりするほど冷たくなっていました。
そんな時、看護師さんが私の手をにぎり
「不安だよね、そばにいるからね」
と声をかけてくださったのです。
その温かい手の感触に、胸の奥までじんわりと安心が広がっていきました。
「大丈夫」なんて頭で思うよりも、
手のぬくもりが心を落ち着かせてくれる。
まさにそんな体験でした。
しかも私は近眼で、
コンタクトもメガネも外しているから、ぼやけた世界。
そんな不安な視界の中でも、温もりだけはしっかり届いてきたのです。
あらためて思ったのは、結局最後に人を支えるのは「人の温かさ」だということ。
言葉だけでなく、そっとにぎられた手、そばにいてくれる存在。
その小さな温もりが、不安の中で大きな力になるのだと感じました。
私自身、普段は介護やアロマの場で「人の手の温かさ」に触れる機会が多いのですが、今回は逆に支えてもらう立場に。
だからこそ、手のぬくもりが持つ力をあらためて実感しました。
介護や看護の現場でも、家庭の中でも、手をそっと添えるだけで伝わる安心があります。
日常の中で、そんな温かさを大切にしていきたいなと思います。

訪問型アロマトリートメントサロンCOCOKAのセラピストは
手のぬくもりを大切にしています。
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